ご挨拶

  • 第26回日本糖尿病インフォマティクス学会年次学術集会
  • 会長 中島 直樹
  • 九州大学大学院 医学研究院 医療情報学講座

このたび、2026年9月5日・6日の2日間にわたり、第26回日本糖尿病インフォマティクス学会年次学術集会をJR博多シティ会議室にて開催する運びとなりました。学会員の皆様、そして日本糖尿病インフォマティクス学会の発展にご尽力いただいてきた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

会場となるJR博多シティは博多駅ビル内に位置し、新幹線・在来線・地下鉄、さらには空港からのアクセスにも優れ、天候の影響も受けにくい環境です。学術集会へのご参加とあわせて、博多の魅力も存分にお楽しみいただけるものと存じます。

本学術集会のテーマは「時代の転換点に立つ ―糖尿病ケアと情報科学の協奏―」と、いたしました。現在はDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する時代であり、糖尿病診療においても電子カルテの普及や全国医療情報プラットフォームの構築を背景に、オンライン診療など新たな取り組みが進展しています。また、国民の多くがスマートフォンを携帯し、インターネットやクラウドを日常的に利用する時代となりました。糖尿病患者さんの生活においても、PHR(Personal Health Record)アプリの活用、スマートペン、CGM(Continuous Glucose Monitoring)、SAP(Sensor Augmented Pump)、治療アプリなどの導入が進み、さらにAI(人工知能)による支援も広がりつつあります。このような大きな変革期にあって、本学術集会が糖尿病診療、患者さんの日常療養、そして臨床研究において果たす役割は、これまで以上に重要であると考えています。

私たちは、幅広い情報を収集し、偏りを避けながら、効率的に情報システムやデバイス、そしてそれらを活用したサービスの導入を進めていく必要があります。また、臨床現場に蓄積されたデータを二次利用することで得られる新たな知見を、速やかに現場へ還元していくことも求められます。その一方で、患者さんや医療現場への負担軽減、倫理的課題への配慮も欠かすことはできません。こうした観点から、糖尿病ケアを担う多様な臨床現場と、アカデミアや関連企業が有する情報科学の知見が、互いに調和しながら前進していくことの重要性が、より一層明確になります。

この時期の福岡は観光やグルメにも非常に良いとされています。是非とも足を運んでいただき、様々な交流や情報交換の場として存分に楽しんでいただければ幸いです。

心を込めてお迎えする準備を進めております。多くの皆様の演題登録とご参加をお待ちしております。

2026年2月吉日